この音とまれ!第13話感想:右手を負傷した愛、先生に止められるも邦楽祭に無事じゃない出場




この音とまれ!第13話「久遠」の感想です。

前回は武蔵たち時瀬高校の前に姫坂女学院や明陵高校以外にもいくつかのライバル高校が登場したエピソードでした。

さらに、隠されてきた顧問の先生の過去も明らかになった、実は先生は指揮者とピアニストを両親兄弟に持つ音楽家一家で育ってきて本人も7歳にして楽器演奏の面ではなくオーケストラのスコアを書ける作曲的な面での先天的な音楽的センスがあったんですが、彼の存在を知り、単なる道具や金づるにしか使わない大人たちに嫌気が差し音楽の道を自ら捨てた経歴をもっていたのです。

ラストは本番直前の極度な緊張のなか、妃呂が立てかけていた箏を倒してしまうハプニングが発生してしまう・・・

果たして部員全員が気持ちよく演奏本番を迎えられるのか!?




第13話あらすじ

倒れた箏からさとわを庇った愛は、本番を前に手を痛めてしまう。
それに気付いた滝浪は出場禁止を言い渡すが、愛は……。
部員で唯一そのことを知ってしまった武蔵は、どうするべきかと悩む。
愛の悲痛なまでの想い、そして武蔵の出した結論とは。
ライバルや応援してくれる人たち、観客が見守る中、ついに時瀬高校箏曲部の順番がやってくる。

この音とまれ!アニメ公式サイトより~

本番前にハプニング発生!愛は出られるのか?

邦楽祭での出番前に過度の緊張により箏を倒してしまった妃呂、愛とさとわが箏が完全に倒れる直前に身を乗り出した、正確には箏をかばおうとさとわが身を乗り出し、さらに愛がかばう格好。

結果、箏へのダメージを未然に防ぐも、愛が右手を負傷してしまった、時瀬高校にとっては大ピンチとなる今回のエピソード開始。

先生はトイレへ愛を連れ出し、この腫れ方では「出場禁止」と厳しい発言をした、一琴は武蔵ひとりで弾き、愛のかけあいやソロパートはすべてカットと構成変更で対処する先生。

「今回は重要な全国大会でもないし、「お前いなくても平気だ」」と冷たく言う先生に、反発した愛はトイレを飛び出していきます。

俺は平気だ、ふざけるな、俺はみんなと演奏したいんだ!と演奏に参加したい愛の気持ちとは裏腹に右手の負傷は徐々に大きくなっていくばかり、しかし、愛と先生の話をこっそりとトイレの外で聞いていた武蔵は愛抜きで演奏するか躊躇した結果、演奏へと参加させることにしました。

いざ、前回初登場のライバル高校の面々がプレッシャーをかけるように見つめるなか演奏は始まった、しかし、やはり愛が受けた右手のダメージは大きかったために、余裕だと息巻いていた直後に展開されていた武蔵とのかけあいからさっそく演奏のタイミングがずれてしまうことに。

愛はずっと右手の腫れを内緒にして隠していたためにトイレでこっそりと話を聞いていた武蔵以外の部員は知らないまま演奏に突入したんですが、練習とは違う愛の様子に気づき動揺したさとわの十七絃もテンポがぶれてしまう状況へ。

さとわも愛も誰も落とし所が見つけられないまま、汚い演奏につられてますます演奏が汚くなってしまうも、このピンチを脱したのはなんと意外にもコータでした。

コータと言えば練習においてリズムをとることが苦手で、裏拍で演奏する場面でひとりだけずれてしまう弱点を抱えていた人物、合宿練習において先生の練習方法をひたすら反芻することで裏拍のテンポを身体で覚えさせていましたが、本番になって汚くなってしまった演奏をきれいに取り戻す役割にまでなっていたとは。

ここまできたらあとは愛とさとわの意地といったところか、後半はいよいよ風を会場内に吹かせる演出と回想シーンの数々でもって会場の雰囲気を一変させてクライマックスを迎えていきます。

なんとも中途半端な終わり方

えっ、演奏の終わりとともにエピソードが終わっちゃったよ!?

ここはEDテーマと一緒に観客や演奏後の顧問や衣咲の反応も見せたほうがよかったのではないかと思うんですが、制作陣としては箏の演奏のラストシーン、音をきれいに揃えることができた会場の雰囲気を一変させるシーンもエンディングのひとつとして構成させるのが狙いだったんでしょう、しかしながら、どうにも誰からの反応が見えないために中途半端に思えてしまう幕の閉じ方ですね・・・

まあエピソード全体で見るとこの部活の今後の成長にも期待したいので視聴は継続する予定ではありますが。

演奏もものすごくキレイだったし、サブタイトル「久遠」のとおり、久遠愛が手を痛めたけれど、久遠を絶対にこの部員といまこの会場でどうやっても弾きたいという強い思いも伝わってきました。

愛は根っからの悪ではなかった、実は人生、自分自身が楽しくなれることを探していたんですよねずっと。

それが見つからなかったからこそ、愛はつまらない人生を必死にもがくかのように不良の道に入ってしまったんですが、いまは箏を武蔵や3バカ、さとわと弾くことに楽しさを見いだせるようになった少年へと成長をしております。

愛の負傷した右手の痛みからくる一瞬の躊躇がきっかけで一旦さとわまで乱れてしまうことになった演奏を先のエピソードにおいてリズムを克服したコータがうまく整えていき、後半の聴かせどころに向けて部員全員がもういちど一つになっていく展開は実にお見事というよりほかありませんでした。

これ実際の演者さん、逆に難しかったんじゃないのかな、普段であれば絶対に演奏することはない、途中で演奏をあえて乱さないといけなかったわけですから。

そして、本番直前のハプニングの責任を妃呂1人におっかぶせなかったのもやはりいいですね。

今回は初出場の部員ばかりですし、どうしてもみんな大舞台を前に極度に緊張してしまい自分でも何をしていたのか分からなくなってしまうわけですから、日本人が大~好きな一人に責任をおっかぶせてギスギスさせるのだけは本当に禁物。

本当に好きだよね日本人の戦犯探しは。

ちなみにこれにて1クール目が終わりとなります。

分割2クールで、次の1クールは10月からの放映です。

愛、お前右手負傷してるのに負傷した手でトイレを出ようとした先生を止めるのな、絶対に腫れと強く壁を叩いたときの痛みがこのときダブルで襲ってきてるだろうに、無理するよねえあなた。

愛はちょっとは加減というものを覚えなさい、これから酷使することになる大事な手に自ら追加ダメージを与えてどうするの。

俺は平気だよというアピールなんでしょうが、かえって右手へのダメージを与えてしまう結果となってしまいました。

部活ものの作品としてピンチの数々を迎えるなか、はじめて学校以外の場所で部員全員で一つの曲を演奏する、創り上げることに武蔵たちは意義を求めたんでしょうが、愛の非常に短気な性格を考えるに、やはり先生は武蔵に判断を託さずに出場を無理やりでもがんじがらめにしてでも止めたほうがいい気がするんですよね。

それこそ武蔵が言ったように、無理やり救護室に連れて行ってもいいですし。

もしかすると運が良ければ軽症で済んでいた可能性もなきにしもあらず。

それでも愛は包帯姿で強行出場しそうではありますが。

ただ、調べたところ箏の重さは6~7kgということで、例えるなら水の入った2リットルのペットボトル3~4本分なわけですから、思いとみるか軽いとみるか、いずれにせよ、7kgの重さがある左右に細長い固体がぶっ倒れてきたのをかばっても軽症にはやっぱりならないか。

顧問は負傷した身体の今後を考えて安全策を取りたいけれど本人が無理を押してでも出たいとなった場合、私は止めたいですがやっぱりみんなだったら本人の意思を優先し、出場させるのかしら!?

いやいや、本人の言うケガの程度の過少申告ほど怖いものはないですよ。

ケガを隠すとあとあと代償が大きくなって帰ってきてしまうんですって。

かくいう私も、仕事中に開きっぱなしの戸棚に勢いよく左足の太ももをぶつけて強烈な痛みを感じながらも歩けるからと、その翌日に痛みを隠し痛くならないような歩き方をしてどうしても行きたかったライトアップを撮影しに行ったことがありますが。

幸いにも痛打だったのでその痛みは2週間でひきましたがこれが本当に肉離れだったらどうなっていただろう、それこそやはりまわりからいろいろ言われていたはずです。

今回は小さい大会だから出場するか否かを半ば投げやりの形で本人の意志に委ねた格好にしたと思うんですが、これが都道府県レベルの大きい大会であればそれこそチーム全体の辞退までありえたでしょうね。

ひさしぶりに興味を持った部活ものの作品ですので、2クール目はどんなエピソードを展開させていくのだろうか、楽しみですね。

それでは10月放映の第14話でもお会いしましょう!