胡蝶綺~若き信長~第9話感想:大蛇探しの逸話で大きく信長の周囲を動かしてきた




胡蝶綺~若き信長~第9話「別離」の感想です。

前回は信勝と信長の家督争いが戦としていよいよ勃発してしまったエピソード。

信勝の家臣にそそのかされ、秀孝の弔い合戦に信長が合流しなかったことからはじまった戦は信勝軍は農民を兵として仕立て上げて1700、一方で信長軍は700の勢力へ。

当初は信勝軍が優勢を保つも、信長軍が反撃を開始、しかも、信勝軍の農兵は恐れをなして逃げ帰ってしまい、戦いの結果は信長の勝利に終わります。

それでは第9話も見ていきます!




第9話あらすじ

信長に敗れ、失意の日々を送る信勝。しかし家臣である津々木は諦めておらず、次なる手を講じていた。
しばらくして、領内の緑ヶ池に牛を飲み込むほどの大蛇が現れるという噂が広まる。
民が怯えるのを放っておけぬと、大蛇を捕まえるために池を訪れた信長の前に津々木が現れた。
信勝の命で大蛇を捕まえにきたという言葉を聞いて、うれしく思う信長だったが……。

胡蝶綺~若き信長~アニメ公式サイトより~

信長の大蛇探しのエピソード

今回は信長公記にも描かれている、信長ファンであれば有名な信長の大蛇探しの逸話をモチーフにした半フィクションのエピソード。

斎藤道三と斎藤義龍が戦いを起こし斎藤道三が死亡した長良川の戦いが起き、織田伊勢守信安が斎藤義龍と手を組みはじめ、さらには織田信清も独自の動きを見せ始めた、

信長の周りではあやしい事態が立て続けに発生、ここで、帰蝶が政略結婚で信長のもとへ嫁いで斎藤道三と同盟を結んだように、信長は妹、お市を信清のもとへ嫁がせて同盟関係を結ぼうとするも信清がチャラ男だったためにお市に同行したお花が平手打ちをしたためこの計画はパー。

一方で信長はみどりが池にいる大蛇騒動の話を耳にした、実はこの騒動は信長を暗殺するために信勝サイドが広めた噂話で、本当にいるのか、いるのならば即殺してしまおうと家臣や農民らを集め連日池の水を抜き大蛇を殺そうとする信長をまんまとおびきよせることに成功した信勝の家臣、津々木蔵人はたくみに信長を誘い出し合図でもって暗殺する手はずになっていました。

しかし、草のものの存在に気づいた帰蝶がわざとに池に落ち、信長がいの一番に助けに行ったことでこの暗殺もなかったことへ。

そこへ信清が信長の元へやってきた、お花の居場所を求めた信清に、仇討ちを恐れた前田利家がみどりが池に馬を急行。

同じ頃、やはり暗殺計画を進める津々木蔵人を討つ帰蝶。

一度は蔵人は逃げ帰るも帰蝶は傷を負ってしまった、彼(女)を助けに来たときに傷口と体格を見て帰蝶の正体が男であることを知ってしまった池田恒興。

戦を危惧する前田利家、その背後から信長や信清たちのもとへ本当に大蛇が襲ってきた、大蛇から信清を守るお花に惚れた信清はそのままお花と結婚、結果的に信長と信清が関わりを持つことになりました。

大蛇を仕込んでいたのは実は帰蝶の計画で、その日の深夜、帰蝶は信長のもとを離れどこかへと行方知れずに。

一方で一度は敗走した津々木蔵人はこの家督争いの真の覇者は俺だ、信長と信勝をどちらも打ち取り尾張国を我が物にすると黒い微笑みを見せていきました。

その姿を信勝も影から目撃してしまうのでした。

おっと、前々回あたりの信勝の急で唐突な考えの変化のよろしくない改変の流れを打ち消すような今回はいいまとめ方をしてきましたね。

信長と信清の同盟関係や大蛇探しの逸話をすこし改変させて信長の周囲の人間関係を動かしてきたわけですが、帰蝶が男である胡蝶綺オリジナル設定をそう持ってきたのか。

みな帰蝶が男だとびっくりしていますが、言っておきますが、帰蝶が男であるのは第2話で初登場した時点ですでに判明しています(信長も帰蝶をひと目見てあれは忍びの者だ、「男だ!」と断言しているシーンや体格を見て男だと分かっていても結婚したシーンがある)。

信長が人々を簡単に信頼するうえ、徹底的に事象について検証をする性格を知っていた信勝サイドは作り話で持って信長のいいおびき寄せ方をしたね。

斎藤道三の死でもって失われた帰蝶の政略結婚の意義と姉上から「おめでた」と言われてしまうも実際は子を産めない体だったためにそれがかえって自分が織田家に本当に必要な人間なのか疑問を生むことになった・・・

このあと帰蝶はどこへ行ったのやら、斎藤家の実家に戻る理由もとくにありませんし、信勝サイドから危険人物扱いされているから単独スパイ行為も無理ですし。

信長に嫁いだときから政略結婚以上にずっと心から愛している想いを持っているがゆえ、なにか信長の利になることをしているとは思うのですが・・・

そんでもってお市も第2話以来だっけか、久々の登場になるわけですが、あのときは幼女だった妹がすっかりこんなに美しいお姿にお育ちになりおって!

それでは第10話でもお会いしましょう!