【名探偵コナン】第943話感想:出だしから有名脚本家節炸裂の脚本をとくと見よ




名探偵コナン第943話「東京婆ールズコレクション」の感想です。

何やら今回、脚本がとんでもないということをツイッターで小耳に挟みましたので、今回視聴することにしました。

視聴にあたっては無料で視聴できるスマホアプリ「ytv動画」をダウンロードしております。

こちらは大阪のテレビ局、読売テレビが配信しているアプリです。

そういえばアニメ名探偵コナンは日テレは日テレでも東京キー局ではなく、系列の大阪の読売テレビの制作でしたね。

それでは名探偵コナンを見ます!




第943話あらすじ

 小五郎のもとに毒島豊子という女性ファンから招待状が届く。豊子は月島でやっているもんじゃ焼きの店に来てほしいという。小五郎は写真を見て美しい豊子を気に入り、コナンを連れて豊子の店を訪れる。小五郎が軒先で踊っている老婆に声をかけると、老婆は店の中に入っていく。老婆が厚化粧をすると写真と同じ豊子の顔になるが、すぐに厚化粧は剥がれて老婆に戻る。豊子は老婆だったのだ。

 この後、小五郎とコナンは隅田川の方に向かった豊子の跡を追う。豊子は隅田川の月島岸で不気味に踊っていた。昔、豊子は銀座の大きな劇場のダンサーだったという。小五郎とコナンは豊子の店に戻り、もんじゃ焼きをご馳走になる。店の壁には東京婆ールズコレクションのポスターが貼られていた。豊子もコナンたちと一緒にもんじゃを食べるが、もんじゃを喉に詰まらせて苦しみ出す。小五郎が水を飲ませると、豊子はキャベツの芯を吐き出す。豊子は何者かが命を奪おうとして芯を入れたと怯える。

 豊子が犯人と疑っているのは幼馴染みの布田英子、宇賀神京子、周防友子の3人だった。豊子はブー、英子はフー、京子はウー、友子はスー。豊子たちは月島のブー・フー・ウー・スーと呼ばれていた。豊子はこの事件の調査を依頼。探偵料をもらった小五郎は依頼を快く引き受ける。小五郎とコナンは東京駅の新幹線のホームでジョギングしているフーこと英子に会いに行く。英子は豊子を恨んでいる事をあっさり認める。中学の時、英子は交際していた卓球部のキャプテンを豊子に奪われたという。

 この後、小五郎とコナンはウーこと京子、スーこと友子にも会いに行く。中学の時、京子は付き合っていた野球部キャプテン、友子は彼氏だった柔道部キャプテンを豊子に奪われたらしく、2人とも豊子の事を恨んでいた。コナンは3人が豊子を恨んでいると言いながらも楽しそうに笑顔だった事が引っかかる。小五郎は英子、京子、友子から話を聞き、3人が共謀して豊子を殺害するためにもんじゃの中にキャベツの芯を入れたと推理する。だが、コナンは小五郎の推理は絶対にあり得ないと呆れる。

 小五郎は幼馴染み3人が犯人だと豊子に伝える。豊子は警視庁捜査一課の目暮警部に連絡してほしいと頼む。豊子は自分の余命が幾許もないと情に訴え、小五郎は目暮に連絡すると約束する。豊子は目暮に連絡する小五郎を見て微笑む。豊子が調理場に消えた後、コナンは東京婆ールズコレクションのポスターに目を留める。ポスターには豊子、英子、京子、友子の笑顔の写真が載っていた。コナンは調理場を覗き、嬉しそうに踊る豊子を確認。コナンはそんな豊子を見て、事件の真相を見破る…。

名探偵コナンアニメ公式サイトより~

サブタイトルから何かがおかしい

あらすじはネタバレしてほしくない確信以外はすべてアニメの公式サイトが書いてくれていますので、感想を率直に書きます。

まず、サブタイトルから何かがおかしいですよね。

なんですか、某イベントをパロディにした東京婆ールズコレクションって!

もうこのサブタイトルだったらリアルタイムで見ておくべきでしたよ。

普段大真面目に事件を解決したり、黒づく目の男を追ったりする合間にこんなインパクトの高すぎるエピソードを持ってくるとかいいぞもっとやれ!という感じですね。

で、そのサブタイトルの通り、出だしに小五郎が身だしなみチェック、そしてゲストキャラはバアちゃんだらけ、初登場のバアちゃんが一節踊ってる、さらに別なバアちゃんには東京駅の新幹線ホームに無賃で入ってジョギングしている人物がいたりたり豊洲市場で鮮魚運搬するターレライダーになっている人物がいたりとかなかなか今までのエピソードでは決して見られないものばかりでしたよ。

そして登場するバアちゃんのセリフを聞くたびにこれもうコナンじゃなくてルパン三世だろ!?と思ってしまうのはわたしがルパン三世好きだからですね。

豊子殺人事件、以外にも容疑者の犯行の動機は少女時代にあったのか。

あれから50~60年、いや、戦争を知っているので70年も前になる、だとするとみなの年齢は80以上なのね。

全員動機が一緒、好きだった男子を豊子に取られた、もしかすると若かりし頃の豊子は人の男を横恋慕するのが趣味だったのかな。

豊子は隅田川のことを大川と呼んでいましたが、これは江戸時代に隅田川の吾妻橋から下流が町人から大川と呼ばれていたことによるもの、というか江戸時代にはすでに隅田川の名前はあったんですね。

(江戸時代は今の隅田川は荒川の本流でしたので、多分荒川の下流を隅田川と呼んでたんでしょう。)

これは覚えて帰っていってください。

今回の事件の真相

今回の豊子殺人(死んでないので未遂)事件の真相は・・・ネタバレを話していいのかな。

なんと豊子さんがキャベツの芯をのどにつまらせて窒息死するのも、そして豊子以外の3人の婆ちゃんが語った動機というか証言も、すべて4人が示し合わせたものだったのでした。

まあのどにつまったというキャベツの芯が混入するタイミングは調理しているときじゃなく、本当に自分がもんじゃを食べるためにヘラで取り分ける、その直前しかありませんでしたからね。

コナンが事件の真相を推理し終わると豊子は姿を消していた、隅田川の河岸に行くと4人の婆ちゃんは集まって楽しそうに喜びの声をあげていた、それはかつて女学生時代に4人がここ隅田川の河岸で談笑していたときと重なっていたのでした。

実は豊子が小五郎に招待状を送ったときにはすでにこの事件と言っていいのかどうか、事件にもならない一件はすでにお婆ちゃんたちにより計画されていた、それは事を大きくして警視庁も巻き込めば報道でも取り上げられ、人々から注目を浴びて4人のおばあちゃんがやりたい婆ールズコレクションが成功すると見込んだもの。

いまでいう炎上商法みたいなものか。

とくに燃えている部分はないので炎上・・・にはならないですけどね。

オチはコナンによる眠りから覚めた小五郎は本当に目暮警部に電話をしてしまう展開ですね。

目暮警部がやってきて、事件をでっちあげたことについてこってりお説教されたおばあちゃんたち。

マスコミが多数やってきたことで謝罪会見の場を開くも、この会見自体もすべてお婆ちゃんたちにとっては計画通りのもの。

インスタグラム?に公開するやいなやいいね!が500万件以上つく大ヒットっぷりを見せるのでありました。

ってバカ!本当にリアルタイムで見るべきエピソードだったじゃないか!

このとき晩飯食ってたら確実に吹き出すわ!!

脚本浦沢義雄

どおりで今回のエピソードは名探偵コナンとしては異色だと思ったんですよ。

こんなんコナンとしてはインパクトが強すぎる、強すぎて別作品にすら思えてしまう、

気になるエンドロールを見ると、脚本にクレジットされているのは浦沢義雄氏ときたもんだからびっくりですね。

浦沢義雄氏といえば昭和の時代から脚本家として活躍し、私大好き新ルパン三世(赤ジャケ)でも後半の第99話~第155話のなかでぶっとんだギャグテイストが濃いエピソードを何本も書いてきた個性派というべき人物。

私のおすすめは第124話と第143話です。

ルパンの映画第三作バビロンの黄金伝説ではプロローグだけ書いて脚本を投げ出してしまったエピソードもあったりします。

今回のエピソードが浦沢義雄氏にとってのコナンの脚本デビューなんですが、どういういきさつで浦沢義雄氏がコナンの脚本を手がけることになったんだろう。

もう放映開始から20年経つ令和の時代に浦沢義雄氏がコナン書くとか予想もしていませんでしたよ。

そして、声優陣を見ると高山みなみさんと田中真弓さんが共演している・・・今回は実質忍たま乱太郎回だったのか・・・

しかしヘタな深夜アニメよりも面白いですよねこういう展開。

深夜の作品でこんな展開書いたら浦沢義雄氏を知らない視聴者から炎上すること間違いないですから。

そんで、もしサザエさんで見かけることが多い雪室俊一先生とか城山昇先生がコナンに参戦だったらこれもまた絶対にリアルタイムで見ます。

今回は本当に最高、出だしから浦沢義雄節が出ていましたね。

時々またコナンの脚本を執筆していただけると嬉しい限りでございます。

それではまたお会いしましょう!