彼方のアストラ第10話考察、感想:食い違いから出る出る仮説、シャルス黒幕白状




彼方のアストラ第10話「CULPRIT」の感想です。

前回はフニシアとキトリーがDNA鑑定を行った結果同一人物とわかったことで、B5班のメンバーが誰かのクローンであると結論づけたエピソード。

そして、ポリ姉が地球に帰ってきたと発したことで食い違うB5班とポリ姉のそれぞれの目的地。

それでは第10話も見ていきます!




第10話あらすじ

カナタたちの目指す惑星を見て驚愕するポリーナ。次々と判明する新事実に困惑しながらも、B5班とポリーナはお互いの知識、認識をすり合わせ、様々な仮説を立てていく。そして次なる惑星ガレムへの到着を前に、カナタは意を決しアリエスの部屋を訪れる。

彼方のアストラアニメ公式サイトより~

今までのエピソードの謎解きスタート!

今回はいよいよいままでのエピソードの謎解きがはじまったエピソード。

ポリ姉は地球からきた人間、それに対してカナタたちB5班は地球ではなく惑星アストラの人間。

惑星アストラの大陸にも地球の位置関係に符合するようにロシアや中国、インド、日本、それ以外にも地球にあった192もの国と地域を割り当てていた、さらに、ポリ姉とB5班のメンバーがそれぞれ知っている歴史をすり合わせる作業において、第一次世界大戦までは整合性がついたけれど、以降のできごとはほとんど教えられていなかったことが判明。

B5班のメンバーというよりもいまの生徒においては教師から歴史よりも未来を見ろと教えられていたために歴史はそれほど重要視されていなかったためです。

そして、アリエスの発言から1962年に第三次世界大戦が勃発したと聞いたポリ姉は驚愕します。

実際には第三次世界大戦なんて起こっていないのに、第三次世界大戦が起きたと教えられていたから。

どうやらアメリカに極秘でキューバがソ連から支援を受けミサイル基地を作ったことが明らかになりアメリカが海上封鎖し米ソが対立して戦争の危機になったキューバ危機から本当に第三次世界大戦に発展してしまったというのがアリエスたちが教えられた歴史。

※史実ではキューバ危機は実際に発生するも全面核戦争が起こるギリギリのところでキューバがミサイルを撤去したことで踏みとどまり、1989年のベルリンの壁崩壊、1990年にはソ連そのものも崩壊して冷戦も終結しました。

アリエスたちが教えられた歴史では核戦争終結後の1963年に世界統一政府が発足して国家の存在が消滅、戦争により半減した人口も回復し荒廃した大地も著しい速さで復興を遂げたと教えられていた、

一方でポリ姉が学び見てきた歴史だと現在に至るまで世界のそこかしこで地球規模の戦争の危機は何度かあったものの第三次世界大戦自体は勃発せず(国同士の戦争は発生してる)、しかし、2049年になり8年後に地球に衝突する隕石が突如出現、来たるべき衝突のときに備え、人類や歴史遺産、動植物を他の星に移住させる計画を地球規模で打ち出したといいます。

いまは2063年、すでに隕石は地球に衝突したであろう後。

そして、人類が短期間に移動できるように惑星同士をつなぐためにワームホールをつくり、移住させた・・・

その移住先の惑星の選定に使用したのが、アーク号シリーズ、アストラと呼んでいるのはもともとは使われなかったアーク12号だった機材。

ここまでの話を総合すると隕石衝突前に人類はワームホールを用いて地球からアストラへの移住が完全に終わり、隕石は2057年に予測の通り地球に衝突してしまった、その後歴史の改ざんが行われたというのが妥当。

で、地球は今どうなったのかというと、B5班の面々がアストラに乗り込んだとき、目の前にあった生体反応のない氷の惑星こそが地球でした。

陸上に落下したことで巨大なクレーターができ、噴煙が舞い上がり氷の惑星になったというのです。

アリエスの部屋で重要な話をするカナタ、そしてアストラに帰るための最後の惑星、ガレムに降り立ったB5班の面々。

しかし、またしてもカナタの前にワームホールが見事に出現。

洞窟に急ぐカナタを追うワームホール、しかし、カナタの先にアリエスがいたことでワームホールは消滅。

2人はアストラに戻り翌日、カナタは真の黒幕を追い詰めることに。

真の黒幕は機外にいてすっかり雨に打たれているウルガーなのか?

カナタはウルガーをシャルスに同行させ後ろからザックとともに洞窟の奥までついていく作戦を決行。

しかし、作戦は急遽中止、と同時にシャルスに銃を向けるウルガー、そしてワームホールを発動させた真の黒幕、それは・・・シャルスでした。

そう、シャルス以外の人間は全員カナタの協力者。

一番怪しいと推測していた視聴者が多かったウルガーもです。

おっと、黒幕が判明しました。

黒幕はカナタやザック、ウルガーやアリエスなんかではなくやはりシャルス。

彼以外B5班のメンバーを殺処分できる人間はいませんからね。

黒幕だったシャルスは否定しませんでした。

シャルス黒幕ようやく白状

気になる今回の一連の一斉殺処分劇の黒幕が明らかになりましたね。

第7話の時点で私が怪しんでいたシャルスがやはり黒幕でした。

アリエスの持っていた映像記憶にあった、惑星マクパでワームホールが発生したときに最後に飲み込まれたのがシャルス。

1話前半ラスト、他のメンバーが飲み込まれる描写があったのに、彼だけ飲み込まれた描写がありませんでした。

しかも彼はカナタの前を走っていた人間ですからね。

そして、シャルスがアリエスを守っていたのはアリエスがセイラのクローンだったため。

2話でしたっけ、アリエスが映像記憶能力を持っていたことにシャルスは驚いたんですが、それは映像記憶能力に対して驚いたのではない、アリエスがセイラのクローンで、セイラが持っていた映像記憶能力をアリエスが持っていたことに驚いていたのです。

そして、洞窟でもアリエスがいた途端ワームホールが消滅したのは、後をつけていたであろうシャルスが守りたい存在であったアリエスの姿を認めたためです。

殺処分計画の全容が半分明らかに

この殺処分計画はシャルスのオリジナルが計画し、シャルスが実行したもの。

そんでもって、シャルスのオリジナルは国王。

ゲノム管理法で全国民のDNA情報を国が管理する方針をとったことで不要になったクローンを国王は一斉に廃棄することにした、しかも誰も人目につかない宇宙空間にワームホールを使い放出させたうえで。

シャルスは最初から自分がクローンであると知っていた、国王はクローンの発見を恐れ、シャルスに自殺をすることを命じた、シャルスは自分だけでなく他のメンバーも巻き込んだ自殺劇に仕立て上げたというのです。

B5班をこのメンバーにしたのも国王が学校に働きかけ、メンバーの親を納得させた上でのものと考えられます。

つまりはシャルスとB5班のメンバーの親の思惑が一致したことで、今回の一斉殺処分計画が実行に移されることになった・・・

おそらく計画外だったのは、B5班にセイラのクローンであるアリエスがいたこと。

実行に移す中でアリエス=セイラはなんとしてでも守りたい思いや、仲間同士が協力すれば困難も打ち勝てる経験を積んだシャルスは一斉殺処分を思いとどまり、みなでアストラに帰りそれぞれの人生を送りたいと考えるようになった・・・

それでも国王の命令は絶対だったために最後の惑星でワームホールを発生させたけれど、アリエスの存在がやはりその実行を中途半端なものにさせたと考えるのが自然ですね。

カナタがアリエスに伝えたのはシャルスを追い詰めていく計画を発動する、カナタ自身の覚悟も含めたことと推測。

いやよくまあここまでストーリーをまとめあげてくれましたよ。

隕石衝突、惑星移住、記憶改ざん、クローン、ゲノム管理法、それらが1つにつながったんですから。

第1話の段階ですでに結末につながる伏線は張られていたところも含めて。

結末ですが、最終的に彼らはアストラに無事帰還することになるでしょう。

シャルスはすべてを認めて今後の運命を受け入れた上で。

B5班とポリ姉の記憶の食い違い

キューバ危機以降の歴史がポリ姉とB5班とでそれぞれ大きく食い違っていることがわかりました。

どうやらアストラにいる人間は歴史の枝分かれなんかではなく、歴史が改ざんされてしまったようですね。

それも意図的に。

おそらくアストラに人類が移住したときに歴史を改ざんして実際に起きた重要な歴史を闇に葬り去ったと考えるほうが自然ですね。

しかし史実や隕石衝突とそれにともなう人類のアストラ移住の一件のなかに、人類の歴史改ざんをともなうような黒い歴史はあったっけかな・・・

ベトナム戦争、ベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一、冷戦終結、湾岸戦争、チェルノブイリ原発事故、インドとパキスタンの核保有、アジア通貨危機、バブル崩壊と失われた20年、民主党政権、アメリカ同時多発テロとイラク戦争、アラブの春、おそらくそろそろやってくる朝鮮半島統一、順不同で列挙してみましたけれどこれらをわざわざ隠す必要もないと思うんですが。

しかも歴史改ざん後のほうが核戦争が起きて人類の半分が死亡することになる悲惨なできごとになっているんですから。

アストラの舞台が2019年だったらまだ分からなくはないんですが、そう遠くない未来の2063年ですよ、ここまでの歴史をすべてそのまま教えてもよさそうなんですけどね。

なぜに歴史を改ざんさせたのかは謎です。

それでは第11話でもお会いしましょう!