■新卒コンビニオーナー募集でコンビニビジネスも末期へ

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数日前、ローソンが来年春から「新卒起業家育成制度」を導入するという報道がありました。

 NHKニュース 
「求む!コンビニオーナー」なり手不足で学生に説明会 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180414/k10011403591000.html
人手不足の影響でコンビニの店舗を運営する人材が足りなくなってきていることから、「ローソン」はオーナーを目指す学生を対象に…

この報道によると、採用者は契約社員で入社し2ヶ月間既存店舗を運営して業務を覚え、所定の試験に合格すれば1年後にはオーナーとして働けますよという制度となってます。

店舗運営のときの給与は25万円。

そして開店時にかかる経費は全額免除とのこと。

すでに5人の学生がこの制度の説明会に参加しています。

ちなみに募集ページはこちら。

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いよいよコンビニビジネスも末期へ突入

この報道を見て思ったこと、いよいよコンビニビジネスも末期へ突入したんだな、ということですね。

新卒のコンビニオーナーを募集しているということは、今までコンビニオーナーの主力だった40代~50代ぐらいの脱サラ組、あるいは個人商店からの転換組がいなくなってしまったってことですから。

「いなくなってしまった」というのは、応募者があらかた出尽くしたか応募者がいなくなったかのどちらか。

もはやインターネットでコンビニ業界の実情はあらかた暴露されてますから、後者の割合のほうが大きいです。

そこで新卒のコンビニオーナーを募集してなんとか人を集めようとしているわけです。

私は2年後にはあまりの人手不足からコンビニの深夜営業は必然的になくなると考えています。

それどころかレジは全自動になり、店員はさすがに無人にはできないので最低限のことしかしない裏方業務に専念。

人が関わって成り立つサービスもことごとく消えていくことでしょう。

さすがに私もコンビニオーナーを勧めたくない

私も元コンビニ店員ですし、コンビ二をテーマにブログ記事をあれやこれや書いていますが新卒学生のみんな、コンビニオーナーになろうよ!なんて無責任なことを書く気は絶対にありません。

人をだまくらかして不幸にさせる考えは持ち合わせてないです。

考えてもみてくださいよ、これだけ情報があからさまになっているにもかかわらずまだ甘い話で乗せようとしてるんですよ?

老後まで50年間店舗を運営できるとは書いてますが、休みがあるとは一言も言ってないですからね。

今はあれだけ暗躍したブラック企業はどんどん撲滅されるべき時代、学生たちは地位はいらないので安定と休みを求めています。

しかし、コンビニは年中無休、24時間営業であれば年に1~2日休めればいい方、しかもそれは店長を雇った場合の話で、通常であれば世間は元日だろうとお盆だろうとゴールデンウィークだろうと店頭に立ち続けないといけません。

深夜ぐらいは寝られるだろうと考えでしょうが、シフトに穴が空いたらその時間働かないといけないわけです。

あまりに従業員が集まらないので深夜はオーナーが働いている店すらチラホラありますね。

しかもオーナー説明会では「奥さんをうまく使って人件費をカットしましょう」という説明があるとのことですから、人件費を削らないと稼げないビジネスなのが丸わかりです。

ローソンは「外国人技能研修にコンビニ業務を追加しろ」と言ったチェーン

そういえば確かローソン、以前「外国人技能実習にコンビニ業務も追加しろ」な発言をしていましたね。

そのニュース記事も見つかりました。

日本人がコンビニで働かなくなったから人件費が安く、日本のビジネスを知らない外国人に任せる発想になったら終わりです。

そして、新卒のコンビニオーナーを募集している報道が合った数日前には大雪で店員が出勤できなくなったもかかわらず本部より24時間営業を命じられ、奥さんが過労でぶっ倒れても店を閉めることを許されずオーナーが50時間ぶっ続けで働いたとある北陸のコンビニの報道がありました。

こんな状況になっても逃げられないのがコンビニ業界です。

即退職ができる逃げ道があるブラック企業のほうがまだましに思えてしまうのが悲しいです。

ニーチェ先生8巻がコンビニオーナーの実情を表してる

コンビニをテーマにしたマンガ「ニーチェ先生」。

8巻では松駒くんがどこかのコンビニチェーンのオーナー説明会に参加します。

ここで言われた内容は・・・結構衝撃的。

・チャージ(粗利益のうち、本部に収めないといけない金額の割合)は80%、これは土地と店を本部が用意した場合と考えられる

・月24万の最低保証制度、ただし2人合わせてなので1人あたり月12万円、時給換算612円

・人件費月100万円保証、ただし東京都の最低賃金と照らし合わせた場合、各時間帯2人雇えないためオーナーか奥さんがお店に出ないといけなくなる

・計算するための平均日販は不明ですが、元ネタのチェーン店が60万円前後なのでそれよりも低い金額だと考えられる

・これで本部社長いわく、「対等」

そして私が聞いた話。

・コンビニの契約更新のときの店舗リニューアル費用は全てオーナー持ち、その費用は数千万

・廃棄は店が買い取る形でここにもチャージがかかる、本部はイケイケドンドンで店舗にクソ大量に発注させて廃棄だけで儲かるレヴェルなのでは?

・コンビニの契約解除にかかる違約金1500万

ちょ、平均日販60万円以下だと待遇がこれっすか・・・

ボーナスもないので年収一人頭144万円とか、かつてのワ●ミもびっくりやないすか・・・

そして定期的に多額の借金を背負わせるシステムになってました。

逆に儲かる店だとオーナーが新築一戸建て立てたり新車(しかも結構大きいの)買えたりグアムに旅行に行けたりするんですが、営業努力というよりも立地で9割左右されるのが現実ですね。

ローソン社長の息子はファミマ派

ローソンの現社長には息子さんがいらっしゃるんですが、息子さん、Tポイントカードとファミチキを父親に見せびらかしているそうですね。

・・・そういうとこだぞ!

ローソンの実力がこれでわかったでしょう。

そのファミマもつい先日の春フェスタのおみくじが「大吉出たのにハズレ」なんていうよくわからない事態になって店員、客の双方から大ひんしゅくを買うことに。

さいごに

コンビニ業界、知れば知るほど闇が深すぎます。

この闇を取っ払うすべは・・・もはやありません。

一つ言えることは、コンビニ業界も他の飲食業界のようにデフレで不況だからこそ成り立ったビジネスだったんだなということですね。

でもそのビジネスもいよいよ末期に入りました。

今年就職活動を迎えられる皆さんはどうかあなたが今絶対に入社したい企業を目指して邁進していただきたいと願っています。

コンビニ各社この消耗戦にどれだけ耐えられるか、がみどころですね。

とくに戦いを見たくもないですが。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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