大雪で立ち往生した電車で誰一人遭難者を出さなかったJR東日本の対応は満点

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今年に入ってから北陸地方はものすごい量の雪が降り続いてます。

そんな中、1本の電車が積もりに積もった雪のため、駅と駅の間で立ち往生を余儀なくされました。

430人の乗客を乗せたまま半日以上その場に止まっていたわけなんですが、このときのJR東日本の対応は満点を差し上げたいくらい実に素晴らしいものでしたね。

そう、こんなときはむやみに乗客を外に出してはいけなかったんです。

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立ち往生した場所は田んぼのまんなかで用水路が目の前を通っている

今回電車が立ち往生した場所、地図で見ると分かるんですが田んぼのドまんなか。

そして目の前には用水路。

水も凍ってないにしろ、ものすごく冷たくなってます。

無理に電車から降ろしても明かりも何もないところですからうっかり用水路に転落、冷たい水に溺れてそのまま帰らぬ人になってしまう二次災害が起きるのは必至な状況にもなりかねなかった場所です。

もしそんな状況になってしまった場合、それこそマスコミやネットユーザーからJR東日本は叩かれ放題ですね。

田んぼ道は観光バスも通れないし国道は大渋滞

田んぼには何本もの道が碁盤の目のようにはりめぐっているんですが、そもそも道幅、ものすごく狭いです。

430人の乗客を詰め込むには大型観光バスが10台、タクシーなら相乗りで100台以上は必要なんですが、タクシーは余裕でもバスはギリギリすぎて走れるか走れないかってくらいの道幅。

雪の日は除雪なんて一切やってないでしょうから、横付けなんてまず無理でした。

そして雪の日は2車線道路も大渋滞。両側に除雪した雪が積もってますので、実質片側交互通行な状態。

とてもじゃないですがバスを手配すること自体無茶です。

東光寺駅は無人駅で田んぼのまんなか

300mほど離れた東光寺の駅まで行けなかったのか?という意見が見受けられますが、あの雪の降り積もり方からして雪山登山をするような装備でもって寒さ対策をしないと電車を出た途端に温度差30度以上もある空間に出るわけですから肌がものすごく痛くなる寒さに歩くことすらままならないでしょう。

そして雪かきをしながら進まないといけないため、300m移動するのすら1時間以上はかかります。

それでもやっとのことで東光寺駅に着きました。

待合室をご覧ください。

小屋ですよ小屋!!

地方のローカル駅で小屋がある方が立派です。

別な駅ですとそれこそプレハブだったり貨車の転用だったりしますからね。

あとあるとしたら屋根付きの駐輪場だけ。

さらにいうとこの駅の周り、田んぼしかありません。

収容できていいとこ20人前後。

400人の大半は冷たい風が吹きっさらしの屋外にずっといなければならなかったでしょう。

あ、言い忘れてました。この駅、無人駅です。

集落は立ち往生した電車から見て駅の手前側にあるんですが、お店はない、公民館もない、学校もない、あるのは集落の集会所だけ。

しかも集落の一番はずれ、線路から一番遠い場所にありました。

ということでこの駅に移動するのは不可能です。

帯織駅は集落があるけど遠い

では反対側の帯織(おびおり)駅も見てみます。

距離は立ち往生した電車から見て1kmほどの場所。

やっぱりこちらも無人駅ですし、駅舎も小さいのが1つだけ。

せいぜい20人から30人が詰め込めればいい程度。

近くには高齢者施設と保育園、小学校があるので一見するとここに避難させればよさそうな気もしますが、東光寺駅ですら歩いていけないこの状況、もっと遠い帯織駅周辺まで歩かせるのは無理です。

電車が停電せず、温かい空間がずっと維持できたのが幸い

今回の場合、何が運がよかったかって言うと立ち往生したのが電車だったってところです。

ディーゼルカーの場合は温かい空間を維持するためにエンジンはかけっぱなしにするわけなんですが、半日も動けなくなるとそのうち燃料切れになってしまいます。

ですが電車でしたので停電しない限りは空調をずっと動かすことができました。

これだけで無理に外に出る必要はなくなります。

今回立ち往生したのが新型車両E129系ということですので、電気を取り入れるパンタグラフは雪に強いシングルアームを採用しています。

<<JR東日本ホームページより>>

シングルアームの強みは雪の積もる場所が少なくなること。

これで雪の重みでパンタグラフが下がるリスクが少なくなりました。

そして地方のローカル電車は広いトイレが完備されていますので、用をたすこともできました。

あとは水と食料と横になるスペースがあればよかったんですが、こればかりはどうしようもできず。

ということで考えられる最善の対策を尽くしたといっていいでしょう。

新しいパワーワード「南から目線」

関東で雪が降ると1cm積もっただけで交通機関は大マヒして普段の生活がままならなくなるんですが、これを見た北海道の人がやたら上から目線で批判してくることをいつからか「北から目線」と呼ぶようになりました。

これとは逆に、雪に慣れた北陸の人ですら生活が立ちいかなくなるほどの大雪が降って電車に閉じ込められた人をどうにかできなかったのかという東京のマスコミの報道について「南から目線」と呼ぶ人が現れました。

バカ野郎、乗客400人をあそこから動かせるか!!

もうね、ネットメディアを見習ってくださいよ。

批判ありきの取材をしてるから同じできごとを報道してもこうも内容が変わってしまうんですね。

ネットメディア「BuzzFeed News」の報道

朝日新聞の報道

この場合、JRが別な判断をしたとしても新聞やテレビはやっぱり批判論調を変えなかったでしょうから、結局あら捜しだけして無責任な報道を垂れ流して終わりです。

JRに怒ってもしょうがないです。

怒るんなら空に怒ってください。

安全を最優先したJRの判断により、430人の乗客に気分が悪い人は出たものの1人の死傷者、行方不明者も出さずに次の日を迎えさせることができた、これはもう満点を差し上げたいですね。

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